静物デッサン
デッサンの対象物(モチーフ)は大きく分けて、
人物・静物・石膏像などがありますが、
デッサンの基礎によく静物がモチーフとして選ばれています。
静物とは静止した自然物(花、頭蓋骨、狩りの獲物、貝殻、野菜、果物、台所の魚など)や
人工物 (ガラス盃、陶磁器、パン、料理、楽器、パイプ、本など)を指して言います。
これらはモチーフとしては、それほど大きくないので描きやすいことと、
静止しているということは常に同じ状態で形態を保っていられるということなので、
じっくりと制作に取り掛かれるという利点があります。
また、人物を描くことはデッサン力を磨く上で避けては通れない道なのですが、
人物に取り掛かる前にさまざまな静物をデッサンしておくことは、
人体の構造や、体の形の中にある微妙な形、ほのかな起伏や質感それに伴う明暗や色など、
さまざまな描写力や理解力を向上させる上でも欠かすことの出来ない練習の一つといえます。
先ほど述べたようなモチーフは好んで画家たちが描いてきたほんの一例に過ぎません。
他にもさまざまなものがモチーフとして考えられます。
描く訓練を重ねれば重ねるほどその材質、形態などの特性が理解できるようになります。
デッサンは9割は観察、1割で描くと言われています。
静物デッサンは見る目を養ういい訓練になります。
できるだけたくさんのモチーフを描いてみるといいでしょう。
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