種類
デッサンは描こうとする対象物(モチーフ)によって呼び名が変わります。
人物をモチーフにする場合は「人物デッサン」、
静止した自然物や人工物(静物)がモチーフならば「静物デッサン」、
静物の範疇ではありますが、
モチーフが石膏像である場合ならばとりわけ「石膏デッサン」と呼んでいます。
大体この3種類に大別されています。
使用される画材はモチーフによって適しているものやそうでないものがあります。
例えば真っ白な石膏像をモチーフとする場合では陰影を炭の濃淡で表現しやすく、
石膏像のもつ重量感(絵画においては「量感」と言われます)を表現しやすいことから、
好んで木炭が使われます。
静物がモチーフ、例えば花の場合なら、花びらやめしべ・おしべ・花弁などの細密な部分は、
よほど拡大しない限り木炭で描くのは不可能です。
鉛筆やペンならば、細い線を描ける特性を生かして描くことができます。
そのようなことから、
静物をモチーフとする場合はしばしば細密描写が可能な鉛筆で描かれています。
人物の場合では細密描写を目的として鉛筆を使用することもありますが、
あえて細部にこだわらず全体の量感をとらえることを目的として木炭で描く場合もあります。
どの画材を使うかは目的によって異なってきます。
以上のように、モチーフによってある程度画材が絞り込まれます。
しかしながら絵を描く上で「この場合は必ずこうする」といった厳密な決まりはありません。
デッサンの目的はモチーフを正確にとらえる目を養うことにあるのですから、
自分が描きたいと思うモチーフが見つかれば、
いろいろな画材とモチーフの組み合わせでデッサンしてみると良い訓練になると思います。
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